早期発見のため、血液検査と尿検査を受けましょう
岩出市内科、何でも屋さんの塚本内科クリニックです。
慢性腎臓病は、初期の段階では自覚症状がありません。そのため、早期発見には、血液検査と尿検査を毎年受けることが必要です。
血液検査では血清クレアチニン値という値が高くなると慢性腎臓病が疑われます。クレアチニンは体内で出来る老廃物の一つで、健康な腎臓は血液中の老廃物を取り除き、尿として体の外に排泄します。腎臓の働きが低下すると、老廃物を十分に取り除けなくなり、血液中に老廃物がたまります。
実際に慢性腎臓病かどうかを調べるには、血清クレアチニン値から糸球体ろ過量(GFR)を推算します。この値がeGFRです。GFRとは腎臓の糸球体が血液をどの程度ろ過できているのか腎臓の働きを表すものです。
eGFRが60未満の場合、慢性腎臓病の疑いがあるとされ、その状態が3カ月以上続くと慢性腎臓病と診断されます。60という値は腎臓の働きが正常値の60%程度であることを意味しています。
尿検査ではたんぱく尿を調べます。たんばくは老廃物と異なり、通常、尿には混じりませんが、慢性腎臓病で糸球体が障害されると尿に混じることがあります。血液検査と尿検査は、片方だけでは慢性腎臓病か見逃されることがあるので、必ず両方受けましょう。
慢性腎臓病は自覚症状からは重症度がほとんどわかりません。進行してしまうと、生活習慣の改善や血圧、血糖、脂質のコントロールに加えて、たんぱく質やカリウムを制限されるケースも出てきます。症状がかなり進行すると、尿毒症という状態となり、むくみ、動悸、息切れ(心不全)だるさ、食欲不振、吐き気、貧血、骨の異常、手脚のしびれなどの症状が現れ、お薬での治療になりますが、さらに進むと透析療法などが必要になります。


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